吉野屋で思う事

今、世間では、吉野屋の牛丼が消えるとか消えたと大騒ぎしている。
かくいう私も、貧乏な浪人時代を東京で過ごした時には、この牛丼に大変お世話になった。
で、ちょっと、りんごを作る人の立場から今回の問題について一言言わせていただくと・・・・・・・・
そもそも牛肉って、アメリカ産だけじゃなくて、国産だってニュージーランド製だって、たくさん有るわけなんだけど、それでも止めなきゃならない理由として、結局は他の牛肉だと、今のままの価格で提供出来ないからって事でしょ。
まぁ、味の違いも有るのだけれど・・(かつて吉野屋が倒産した時の原因として、他の牛肉を使いはじめたら、客が入らなくなったという経緯もあるしね)
で、その価格差なんだけど、国内の食べ物はぜ〜んぶ高いと言うわけでしょ。
でもどうして高いのかな?
同じ岩手に松阪牛を越えた前沢牛というブランドがあるのだけれど、その手間暇のかけかたは半端じゃないわけね。
皆さんもアメリカ現地の牛肉を食べた事があると思いますが、あちらのステーキって、堅くて美味しくなくって、とても日本人には食べられたもんじゃないですよね。
それに比べ、国産の牛肉は柔らかくてジューシーで・・・。
だって、作り方が違うんだもの・・・・。
牛肉に限らず、日本の農産物は、その手間暇のかけかたが外国産と比べると全く違うわけでしょ。
それは消費者が望むからなのか、物流が望むためなのか、はたまた生産者が勝手にそうしてるのか、今となっては訳が分からないけど。
いずれ、そんな作り方をしていて自給率は40%を割り込んでしまったんだわね。
問題はこの自給率ってやつで、今、先進国って勝手に呼ばれている国の中じゃ最下位だわね。
そして、いま取り上げられている食品が、有機栽培でしょ?オーガニックってやつね。
この有機にしたら、もっと生産量は下がるわけで、私らもいまトレーサビリティーとか言われて、その管理記帳をやっているわけなんだけど・・・。



で、結局何が言いたいかって言うと・・私の作っているりんごに関して言えば、何年か前から、オーナーの方のりんごの木は葉を摘まない事にしてるのね。
多くの消費者の方は、知らないかも知れないけど、赤いりんごってやつは、りんご全体を真っ赤っかにするために、りんごの周りの葉を摘み取っているのね。
それにかかる労働時間ってやつは、りんごの生産総時間の20%もついやしている事になるわけ・・・。
で、考えて見ればわかるのだけど、りんごを美味しくしてるのは、実はこの葉っぱなわけですよぉ。それを外観にこだわるために無理にむしり取ってしまうわけ。
だから、ウチでは、その葉を摘み取る事をやめ、りんご本来の美味しさを提供させてもらっているわけ・・。
だからオーナーの方々はお世辞も半分以上あると思うけど、ふれあい果樹園のりんごを食べたら、よそのりんごは食べられないわぁ・・・とか言って下さるわけなんだけど・・・そりゃぁ美味しいわけだわねぇ・・・美味しさを作るモノを剥ぎ取っていないわけだから・・・・^_^;
でも、漫然と、葉を摘み取らないだけじゃなくって、その中でも少しは見栄えも良くするために、下に反射シート(アルミのシート)を敷いたり、玉を回して日当たりを良くする作業はするんだわぁ。
その作業をしても葉を摘み取る作業時間に比べるとかなりの時間の節約になり、かつ美味しいりんごが誕生するわけなんだけど・・・・・
ここで、少し、国産の食べ物について、皆で考えて見ませんか?
有機有機と言ってる方が、虫の食べた痕があるキャベツは嫌だと言う・・・・そりゃぁ益々手間暇かかるわけですよぉ・・・。
でも、自給率40%とか言ってても、私をはじめ、食べ物をよく残すねぇ・・・・。
まぁ、そんな形だから失業して、ホームレスになったとしても、飢えて死んだと言う話は聞かないわけで・・・やれやれ・・・この国はいったい・・・・
コメント (0) Edit

<< 雪が深いですぅ | | いやぁ、温かい日でしたぁ ^_^ >>

Comment












TrackBack
URL: